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モバイルバッテリーは飛行機に何個まで?2026年新ルール


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「モバイルバッテリー、飛行機に持って行っていいんだよね?」——夏の旅行や帰省でスマホの電池切れは避けたい。でも2026年の春から、飛行機に持ち込むときのルールが大きく変わりました。「知らずに空港で止められた」「機内でスマホを充電しようとして注意された」という声も増えています。

この記事は、旅行前によくある疑問を1つずつ、順番に答えていく形でまとめました。上から読んでいけば、あなたのモバイルバッテリーが持ち込めるか・どう扱えばいいかが分かります。

最終確認日:2026-07-18(ルールは国土交通省・各航空会社の告知に基づきます。出発前に必ず利用便の最新案内をご確認ください)

そもそも2026年4月24日から何が変わったの?

大きく変わったのは、次の3点です。国土交通省が国際基準の改訂に合わせて定めたもので、日本発着の国内線・国際線すべてに適用されます。

  • 持ち込みは1人2個まで(160Wh以下のものに限る)
  • 機内での充電が禁止(モバイルバッテリーへの充電も、モバイルバッテリーからスマホなどへの給電も、どちらも不可)
  • 座席上の荷物棚に入れず、座席ポケットや足元など手元で保管(火が出てもすぐ気づけるようにするため)

背景には、機内でリチウムイオン電池から発火する事故が世界的に増えていることがあります。厳しくなったのは「困らせるため」ではなく、火災を早く見つけて消し止めるための変更、と考えると納得しやすいはずです。

なお、これは以前からあった「預け入れ(スーツケースに入れて預ける)は禁止」というルールに、上乗せされた形です。預け入れが禁止なのは今まで通りで、そこは変わっていません。

「何個まで」の2個って、容量に関係なく2個なの?

はい、容量にかかわらず1人2個までです。ただし、その2個はいずれも160Wh以下である必要があります。

ここで多くの人がつまずくのが「160Whって、いつも見ているmAhでいうといくつ?」という点です。次で計算方法を説明します。

手持ちのバッテリーが持ち込めるか、どう確かめる?

モバイルバッテリーの箱や本体には「10000mAh」のように**mAh(ミリアンペアアワー)で書かれていることが多いですが、飛行機のルールはWh(ワットアワー)**で決まっています。単位が違うので、そのまま比べられません。

換算の式はこれだけ覚えておけば大丈夫です。

Wh = 3.7 × mAh ÷ 1000

(一般的なリチウムイオン電池の電圧3.7Vで計算した目安です)

あてはめると、こうなります。

  • 10000mAh → 約37Wh
  • 20000mAh → 約74Wh
  • 27000mAhあたり → 約100Wh
  • 43000mAhあたり → 約160Wh(ここが上限の目安)

つまり、市販でよく売られている10000mAh・20000mAhのモバイルバッテリーは、いずれも100Whより下です。普段使いサイズなら、2個までの範囲でまず問題なく持ち込めます。ノートパソコンも充電できるような超大容量タイプ(40000mAh超)になると160Whに近づくので、そのクラスを持っていく人だけ計算して確かめてください。

計算が面倒なら、多くのメーカーが公式サイトの製品ページにWh値を載せています。型番で検索して確認するのが確実です。

本体に「Wh」の表示がないと、どうなる?

これが見落とされがちな落とし穴です。Wh(または換算のもとになる情報)がはっきり分からないモバイルバッテリーは、持ち込めないと判断される場合があります。表示がないものは持ち込み不可、と案内している航空会社もあります。

理由はシンプルで、保安検査の担当者が「これは基準内です」と確認できないからです。容量が分からないものは安全側に倒して止める、という運用になります。

だからこそ、新しく買うなら容量表示がはっきりしている製品を選ぶことが、旅行では地味に効いてきます。無名の激安品や、印字が消えかけた古い1個は、いざ空港で止められると代わりがききません。

たとえば旅行のお供として定番のAnkerは、10000mAhクラスでもケーブル一体型で荷物を減らせるモデルが現行で出ていて、容量表示もはっきりしています。旅行前に1個更新しておきたい人はこのあたりが無難です。

Anker Zolo Power Bank 10000mAh 30W ケーブル一体型モバイルバッテリー 画像:楽天市場

充電頻度を減らしたくて容量重視なら、20000mAhクラス(約74Whなので持ち込みは問題なし)という選択もあります。

どちらを選ぶにしても、買ったら必ず箱や本体のWh表示(またはmAhの表示)を確認してから空港へ。ここだけは製品任せにせず、自分の目で見ておくのが安心です。

機内でスマホの充電が「禁止」って、どこまでダメなの?

2026年4月24日以降、機内では次のどちらも禁止です。

  • モバイルバッテリーからスマホやイヤホンなどへ充電すること
  • モバイルバッテリー(座席のUSB端子などから)充電すること

要するに、機内ではモバイルバッテリーを「使う」動作そのものを控える、と覚えておけば間違いありません。スマホを充電したいなら、座席に備え付けの電源やUSBポートを直接使う分には問題ないことが多いです(これは座席設備側の話なので、便によります)。

対策としては、搭乗前に空港のコンセントやラウンジでスマホもバッテリーも満タンにしておくのが現実的です。長距離便ほど、乗る前の充電が効いてきます。

保管は具体的にどうすればいい?

「座席ポケットや足元など、手元で保管」がルールです。頭上の荷物棚にしまうのは避けてください。もし発火や発熱が起きたとき、手元にあればすぐ気づいて対処できるからです。

あわせて、以前から言われている基本も守っておくと安心です。

  • 端子部分がむき出しでぶつからないよう、ケースやポーチに入れる、または絶縁する
  • 膨らんでいる・熱を持っている・傷んでいるバッテリーは持って行かない(そもそも普段から使わない)

古くて膨らんできたバッテリーの見分け方と捨て方は、モバイルバッテリーが膨らむのは危険|見分け方と正しい捨て方で詳しく書いています。旅行前の点検にどうぞ。

結局、旅行前に何を確認すればいい?

最後に、出発前のチェックとしてこれだけ押さえておけば十分です。

  • 持っていくモバイルバッテリーは2個まで、それぞれ160Wh(約43000mAh)以下
  • 本体や箱に容量表示(WhまたはmAh)があるか——なければ持ち込めない可能性
  • 預け入れはしない。必ず手荷物として自分で機内へ
  • 機内では充電・給電をしない。充電は搭乗前に済ませておく
  • 座席ポケットなど手元で保管、荷物棚には入れない

普段使いサイズ(10000〜20000mAh)を2個までなら、この記事の内容でほぼカバーできます。ルールは今後もアップデートされる可能性があるので、心配なときは利用する航空会社の公式ページで最新の案内を見てから出発してください。

安全に、そして電池切れの不安なく、旅を楽しめますように。

※本記事は情報提供を目的としたものです。価格・仕様・ルールは変動する場合があるため、購入・搭乗前に必ず公式・販売ページ・各航空会社の最新情報をご確認ください。

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