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モニターアームが揺れる原因と対策5選|補強プレートの選び方


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モニターアームを取り付けたのに、タイピングするたびに画面がゆらゆら揺れる。集中しようとしても視界がブレて作業にならない——そんな悩みを持つ人は意外と多い。

モニターアームが揺れる原因は1つではない。 机の剛性、クランプの固定方法、VESAネジの長さ、アームの伸ばし方、保持力の調整不足——どれか1つが原因になっていることが多く、逆に言えば原因がわかれば対策は明確だ。

この記事では、モニターアームが揺れる5つの原因と、それぞれへの対策、そして「そもそも揺れにくい環境を作るポイント」まで解説する。


そもそも「多少の揺れ」は正常?

まず前提として知っておきたいのは、モニターアームは構造上、まったく揺れないわけではないという点だ。

モニターアームの大手メーカー・Ergotron(エルゴトロン)の公式SNSでも「アームに取り付けたモニターは揺れます。ただし、机が揺れなければモニターアームは揺れません」と説明している。

つまり軽い揺れは「仕様の範囲内」であることが多い。問題になるのは、タイピングのたびに大きく揺れて目が追いつかない、アームが下がってくる、取り付け部分がガタつく——といったケースだ。

それでは、揺れが大きすぎる場合の5つの原因を順番に見ていこう。


原因1:机の天板が薄い・柔らかい

モニターアームのクランプ式は、デスクの天板を上下から挟み込んで固定する仕組みだ。天板が薄かったり柔らかい素材(軽量MDF・パーティクルボード・内部が空洞になっている天板など)の場合、クランプの接触面が小さい割に荷重が集中し、天板が微妙にたわんで揺れの原因になる。

天板の厚さが2cm以下の場合は特に注意が必要。 叩いてコンコン・ペコペコと高い音がする天板は内部が空洞になっている可能性があり、強い荷重に弱い。

対策:補強プレートを使う

補強プレートは、クランプの上下に挟み込む金属板で、接触面積を広げてデスクへの荷重を分散させる役割を持つ。1,000〜3,000円程度で入手でき、サンワサプライやエレコムなどが汎用品を販売している。

補強プレートを使う際の注意点として、プレートの厚みが加わるとクランプの適合天板厚さが変わる。元のアームの対応天板厚を確認し、プレートの厚みを足した値が範囲内に収まるかを事前に確認しよう。


原因2:クランプの締め付けが甘い

基本的なことだが、クランプの締め付けトルクが足りていないケースも多い。多くのモニターアームのクランプは手でしっかり締めるタイプか、六角レンチを使うタイプがある。

「それなりに締めた」程度では、27インチ以上の重いモニターを支えるには不十分なことがある。

対策:再度しっかり固定し直す

クランプを一度緩めてから位置を整え、適切な力でしっかり締め直す。六角レンチが付属している場合は必ず使おう。

また、天板の角(コーナー部分)や端にクランプを設置すると天板が歪みやすい。クランプは端から5cm以上内側に設置するのが基本だ。


原因3:VESAマウントのネジが合っていない

モニターをアームに取り付ける際に使うVESA規格のネジ(M4ボルト)が長すぎると、モニター背面のVESAプレートとアームのブラケット間にガタが生じる。逆に短すぎると固定力が足りない。

「付属のネジが長すぎてモニターがグラグラしていた」という事例は多く報告されており、短いネジに交換することで劇的に改善するケースがある。

対策:ネジ長を見直す

VESA規格のネジはM4のボルトで、モニターの穴の深さに合わせた長さを選ぶ必要がある。一般的には6〜10mmが多いが、ネジ穴の深さはモニターによって異なる。

付属のネジが複数種類入っている場合はすべて試してほしい。ホームセンターでも100円以下で入手できるため、長さを変えて試すのが確実だ。


原因4:アームを伸ばしすぎている

モニターアームをいっぱいに伸ばした状態は、てこの原理でモニターの重さが何倍にも増幅されてアームの付け根にかかる。この状態は揺れを増大させるだけでなく、クランプへの負荷も増し、机へのダメージにもつながる。

対策:アームをなるべく短く設定する

作業に支障がない範囲で、アームはなるべく短く設定しよう。どうしても奥に引きたい場合は、アームの耐荷重とモニターの重量に余裕があるモデルを選ぶことが重要だ。


原因5:アームの保持力(ガス圧・スプリング)の調整不足

ガスシリンダー方式のモニターアームは、アームの関節部分に内蔵されたガスの圧力でモニターの重さを支える仕組みだ。この保持力が不足していると、少しの振動でアームが上下に動いてしまう。

スプリング方式のアームでも、バネの強さが合っていないと同様の問題が起きる。

対策:保持力調整ネジを締める

多くのモニターアームには関節付近に「保持力調整ネジ」が設けられている。このネジを時計回り(プラス方向)に締めることでアームがモニターを保持する力が増す。

調整ネジの位置はメーカー・機種によって異なるため、製品マニュアルを確認してほしい。エルゴトロンのアームなら、アーム関節部の六角ネジがそれにあたることが多い。


揺れにくい環境を作るポイント:机とアームの選び方

すでにアームを購入済みで揺れに悩む場合は上記の対策で改善できることが多いが、これからアームを買う場合は机との相性を事前に確認することが最も効果的だ。

揺れにくい机の条件

  • 天板厚25mm以上:剛性が高く、クランプの固定が安定する
  • 天板素材が実木・MDF厚板:安価なパーティクルボードや薄い合板は避けたい
  • スチール製の脚など、構造の剛性が高いもの:脚がぐらつく机はアームもぐらつく
  • 天板が空洞でないもの:コンコンと高い音がするものは内部が空洞の可能性あり

揺れにくいアームの条件

  • スプリング・ガスシリンダーの調整幅が大きい(0.5〜9kg対応など、余裕があるほど安定)
  • クランプ接触面積が広い製品
  • デュアルよりシングル、アームが短い設計(伸ばしが少ないほど揺れにくい)

こんな対策は効果的?よくある疑問

耐震ジェルを貼ると効果がある?

アームと天板の接触部に耐震ジェルや防振ゴムを挟むことで、振動を吸収しタイピング時の揺れを軽減できたというユーザーは多い。コストもほぼゼロで試しやすく、まず試す価値はある。

そもそもモニタースタンドのままにした方が安定?

揺れが気になるなら、モニター付属スタンドのままにしておく方が安定性は高い。ただし高さ調整の幅が狭くなる点は受け入れる必要がある。モニターアームを使う最大のメリットは「高さ・奥行き・角度の自由度」であり、揺れが許容範囲であれば使う価値は大きい。

グロメット式にすると安定する?

クランプ式は天板を挟む固定なのに対し、グロメット式は天板に穴を開けてボルトで固定するため固定力が高い。揺れを根本的に解消したい場合は有効な選択肢だが、天板に穴が開くため賃貸や汎用デスクには向かない場合が多い。


補強プレートを選ぶポイント

補強プレートを使う場合は以下の点を確認しよう。

  • 素材:スチール製が剛性・耐久性の面で安心
  • サイズ:クランプ上部・下部の両方をカバーできるもの
  • 傷防止加工:天板を傷つけないよう、プレートにクッションがついているもの
  • モニターアームとの適合:アームのクランプ幅に合うサイズかを事前確認

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まとめ:揺れの原因を特定して対処する

モニターアームの揺れは、原因を正しく把握すれば多くの場合は改善できる。

原因主な対策
天板が薄い・柔らかい補強プレートを使う
クランプの締め付け不足しっかり再固定する
VESAネジの長さが合わない短いネジに交換
アームの伸ばし過ぎ短い設定に変更
保持力(ガス圧)の不足調整ネジを締める

補強プレートは最もコスパの良い対策の一つで、揺れに悩むなら最初に試す価値がある。それでも解決しない場合は、机自体の剛性を見直す、またはグロメット式アームへの変更を検討しよう。


参考にした情報

※本記事は情報提供を目的としたものです。価格・仕様は変動する場合があるため、購入・契約前に必ず公式・販売ページの最新情報をご確認ください。