Xiaomi ロボット掃除機 6と6 Maxの違い|差額の中身
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結論から書きます。**この2機種で迷ったとき、多くの家庭は下位の「6」で足ります。**上位の「6 Max」が効いてくるのは、家の中に高い敷居がある、部屋の隅の汚れが気になる、留守中のペットの様子も見たい——このどれかに当てはまる場合です。
シャオミが2026年8月27日に発売した「Xiaomi ロボット掃除機 6」と「Xiaomi ロボット掃除機 6 Max」は、名前が一文字違うだけなのに、市場想定価格で58,200円の開きがあります(6が89,800円、6 Maxが148,000円)。発売時の早割は2026年9月9日で終了しました。ニュース記事はどれも「6 Maxは35,000Pa、6は30,000Pa」までは書いていますが、その差額が家の中で何に変わるのかまではあまり書かれていません。
この記事では、両モデルの公式製品ページに載っている数値と、その下にある小さな注釈まで読んだうえで、差額の中身を分解します。筆者は実機を使っていないため、体験談は書きません。公表されている条件を突き合わせて、判断材料を並べる記事です(価格の最終確認日:2026-09-13)。
先に結論:6 Maxを選ぶ理由になるのは、この3つだけ
差額を正当化できる違いは、実質的に次の3点に集約されます。
- 最大6cmの段差を乗り越える(6は最大4cm)
- 伸縮式コーナー清掃モップがある(6は伸縮ローラーとサイドブラシの2つまで)
- 3眼カメラによる見守りと、327種類の物体・汚れ認識(6は220種類以上、見守り機能の記載なし)
逆に言えば、この3つがどれも刺さらない家では、58,200円を足す理由は見つけにくいということです。吸引力の数値差は確かにありますが、後述するとおり、そのまま「掃除がきれいになる度合い」として読める数字ではありません。
差額の中身を、項目ごとに分解する
ロボット掃除機 | Xiaomi 6 と 6 Max
市場想定価格で58,200円差。何が変わるのか
いずれも2026年8月27日発売。数値は各公式製品ページの記載(最終確認日2026-09-13)
| 吸引力(公称) | 段差乗り越え | 壁際・隅の機構 | 市場想定価格 | |
|---|---|---|---|---|
| ロボット掃除機 6 下位モデル | △ 30,000Pa | △ 最大4cm | △ デュアル伸縮(ローラー+サイドブラシ) | ○ 89,800円 |
| ロボット掃除機 6 Max 上位モデル | ○ 35,000Pa | ○ 最大6cm | ○ トリプル伸縮(コーナー清掃モップ追加) | × 148,000円 |
- ※Paはいずれも、ファンブロワー部の最大真空圧をXiaomi Internal Labsが測定した公称値です。床面に働く吸引力そのものではありません(各製品ページの注釈より)
- ※早割(2026年9月9日まで)は終了しました。表の価格は市場想定価格です。実売価格は公式ストアや楽天市場でご確認ください
ポチガジェ
吸引力:35,000Paと30,000Paの差は、思っているより読みにくい
数字だけ見ると約17パーセント増です。ただし両モデルの公式ページには、この数値の測り方が同じ文言で書かれています。ファンブロワーのモーターに外部電源を供給した状態で、ファンブロワー部の最大真空圧を真空計で測った値であり、測定はXiaomi Internal Labs、つまり社内試験です。
つまりPaは「送風ユニット単体が生み出せる圧力の上限」であって、ブラシの形やヘッドの密閉度を通した後に床のゴミへ働く力ではありません。加えてシャオミ自身が製品ページの末尾で、掲載している比較はすべて自社製品同士の比較であって他社ブランドとの比較ではない、と断っています。
**Paの差を「5,000Pa分きれいになる」と読み替えるのは避けたほうが無難です。**吸引まわりで実利につながりやすいのは、むしろ両モデルに共通で入っている毛絡み防止まわり——髪の毛をリアルタイムでカットするデュアルブレードのメインブラシと、絡まり防止サイドブラシのほうです。ここは価格差になっていません。
段差:6cmと4cm。この差だけは、測れば白黒がつく
6 Maxは生体工学に着想を得たデュアル機械脚で最大6cm、6はデュアルメカニカルフットで最大4cmの単一の垂直段差を乗り越えると公表されています(いずれも社内試験値、住環境により変わるという但し書きつき)。
ここは家の実測で判断できる、数少ない明快なポイントです。和室の敷居、洗面所の立ち上がり、バルコニーの掃き出し窓のレール——**メジャーで測って5cmや6cmが出るなら6 Max、3cm台までしかないなら6で足ります。**段差が原因でロボット掃除機を持て余す話は珍しくないので、測り方の細かい注意点はロボット掃除機が段差を越えられない|買う前の測り方にまとめてあります。買う前に一度読んでおくと、判断が早くなります。
壁際と隅:「伸縮が2つか3つか」が実質的な差
6は伸縮式ローラーとサイドブラシのデュアル伸縮。6 Maxはこれに伸縮式コーナー清掃モップが加わり、伸縮式サイドブラシ・機械式アームローラー・コーナー清掃モップの3点が連動します。壁際や隅、家具の脚まわりの清掃についてはTÜV Rheinlandの試験を受けた旨がレポート番号つきで記載されています。
部屋の隅にたまるホコリや、テーブル脚の根元の汚れがずっと気になっている人にとっては、この機構が差額の主要な中身になります。逆に、床の広い面をざっと維持できればいいという使い方なら、ここは効いてきません。
AIカメラ:認識数の差より、「見守りの有無」が大きい
6はAIカメラで220種類以上の障害物を認識。6 Maxは3眼カメラと360度LiDARの連携で、障害物200種類・家具80種類・汚れ47種類の合計327種類を認識し、汚れの種類に応じて吸引と水拭きを自動で切り替えます。直径3mmのイヤホンケーブルを検知する、といった記載もあります。
ただし実用面で効くのは認識数そのものより、6 Maxだけが持つAIビデオ機能でしょう。Xiaomi Homeアプリから一方向の遠隔ビデオ通話ができ、留守中のペットの様子を見られます。ペット同居の家では、これ単体で数万円の価値が出ることもあります。
一方で、カメラを載せた機械が家中を走るということでもあります。寝室や来客のある部屋に入れるかどうかは、買う前に家族と話しておいたほうがいい部分です。なおAI物体認識は両モデルとも初期設定でオフで、Xiaomi Homeアプリから手動で有効にする必要があります。買ってすぐ「賢くない」と感じたら、まずここを確認してください。
画像:楽天市場
段差が3cm台までで、隅の汚れより「毎日そこそこの状態を保つこと」を優先したい人は、こちらで十分に届きます。
同じに見えて、実は前提が違う項目
ここからが、ニュース記事では触れられていない部分です。
「75日ゴミ捨て不要」は同じ数字だが、試験条件が別
両モデルとも集塵バッグの交換は最長75日に1回と書かれています。ところが注釈を読むと、前提がまったく違います。
- 6 Max:3人家族とペット1匹が暮らす120平方メートルの住居で、1日1回清掃。5日ごとにゴミ量を測定
- 6:実験室でシミュレーションした100平方メートルの環境、2人世帯・カーペットあり・家具が床面積の約45パーセント。1日1回清掃、4日ごとに測定
6 Maxのほうが人数もペットも多く、面積も広い条件で75日という結果です。同じ75日という表示でも、含みが違うということになります。もっとも、どちらも自宅の状況で変わる数字なので、「どちらもだいたい2か月強でバッグ交換」くらいに受け取るのが現実的です。
「9cmの薄型ボディ」は6の専売特許ではない
6の製品ページは9cmの超薄型ボディを前面に出していますが、報道されている本体サイズは両モデルとも直径350mm・高さ90mmです。高さそのものは変わりません。
違うのは低い場所への入り方のほうで、6 Maxは格納式LiDARと低所検知レーザーにより、高さ9.3cm以上のすき間に入って清掃できると数値つきで書かれています。6の側には、入れるすき間の最小値の記載が見当たりませんでした。
いずれにせよ、ベッドやソファの下に入れたいなら床から家具の底までを実測しておくことが先です。カタログの「薄型」という言葉は、あなたの家の家具の高さを保証してくれません。
自動洗浄・乾燥はどちらも付く。温度が5度違うだけ
モップの温水洗浄は6 Maxが最大85℃、6が最大80℃。乾燥は6 Maxが50℃の温風、6は最短2時間で乾燥率99パーセントという書き方です(いずれも社内試験、25℃・相対湿度55パーセント前後の環境)。
**全自動ステーション自体は下位の6にも付いています。**モップの手洗いから解放されたいという動機だけなら、6で目的は達成できます。6は4Lの清水タンクを備え、一度の給水で最大300平方メートルまで清掃できるとされています。
早割は終了。いまの価格の見方
発売時の早割(6が76,800円、6 Maxが128,000円)は2026年9月9日で終了しました。基準になるのは市場想定価格で、6が89,800円、6 Maxが148,000円です。
2026-09-13時点の実売価格は確認できていません。**購入前に、Xiaomi公式ストアと楽天市場のシャオミ公式ストアで現在の表示価格を必ず見てください。**販売店によってポイント還元や独自の値引きが入ることもあります。
早割の期間中は、前世代の「5 Pro」が76,800円・「5」が89,800円で並び、旧モデルを選ぶ価格上の理由がほぼ消えている状況でした(2026-08-30に楽天市場のシャオミ公式ストアで確認)。早割が終わった今は、**前世代モデルの値下がりを待つという選択肢が戻ってきます。**急がないなら、5 Proや5の実売価格も並べて比べる価値があります。
それでも、どちらも買わないほうがいい人
正直に書いておきます。次に当てはまる人は、9万円台や15万円近い金額を出す前に立ち止まったほうがいいと思います。
- 床にモノが多い家:AI認識が進んでも、ケーブルや洗濯物を先にどけるという手間はなくなりません。片づけの習慣が先です
- ワンルームや1LDKで、床面積が20平方メートル前後:全自動ステーションの設置スペース自体が負担になります。ステーションは本体より場所を取ります
- 毛足の長いカーペットが主戦場の家:6は厚さ0.8cmを超えるカーペットや毛足の長いカーペットでは、アプリでカーペット回避モードを選ぶことが推奨されています。水拭きの主役にはなりません
- 今使っている掃除機の不調が原因で買い替えを考えている人:原因が吸引力の低下なら、フィルターやバッテリーの問題かもしれません。コードレス掃除機の吸引力が落ちた原因と切り分け方を先に読むと、買わずに済むことがあります
よくある質問
Q. 早割はまだ使えますか。 早割は2026年9月9日で終了しました。いまの基準は市場想定価格(6が89,800円、6 Maxが148,000円)です。実売価格は変動するため、Xiaomi公式ストアと楽天市場のシャオミ公式ストアで確認してください。
Q. 35,000Paは他社のロボット掃除機と比べて強いのですか。 比較できません。Paの測定条件はメーカーごとに揃っておらず、シャオミ自身も製品ページで、掲載している比較は自社製品同士のものだと明記しています。他社と並べるなら、Paではなく実際の清掃結果を扱った第三者レビューを待つほうが確実です。
Q. カーペットがある部屋でも使えますか。 6には超音波センサーによるカーペット検知があり、検知するとモップを最大1cm持ち上げて濡らさないようにします。吸引力を上げるカーペットブーストもありますが、初回の清掃タスクを終えたあとにアプリで有効化する操作が必要です。前述のとおり、厚手・毛足の長いカーペットは回避モードが推奨されています。
Q. 発売直後ですが、レビューを待つべきでしょうか。 2026-08-30時点で、楽天市場のシャオミ公式ストアの両モデルにレビューはまだ0件でした。早割が終わった今は、価格で急ぐ理由はありません。段差やコーナーのような測って決められる要素で判断できる人は先に動いてよく、清掃品質の評判で決めたい人はレビューが出そろうまで待つ、という分け方が現実的です。
Q. スマートホーム機器と連携できますか。 両モデルともXiaomi Homeアプリに対応し、AlexaとGoogleアシスタントの音声操作、他のXiaomi機器との連携シーンに対応しています(対応するスマートスピーカーは別売)。連携の考え方はSwitchBot製品、何から買えばいい?ハブの要不要で分かる選び方ガイドの整理が参考になります。
まとめ:測れるところで決める
差額(市場想定価格で58,200円)の中で、家の実測で白黒がつくのは段差(6cmか4cmか)と、隅の清掃機構の有無です。ここに当てはまるものがあれば6 Maxを選ぶ理由になりますし、当てはまらなければ、全自動ステーションもローラーモップも毛絡み防止も入っている6で目的は果たせます。
**Paの数値と認識できる物体の種類数は、差額の判断材料としては弱い。**社内試験の条件つきの値であり、家の床の上でどう効くかを保証するものではないからです。
ペットの見守りまで求めるなら6 Max。そうでなければ6。まずはメジャーを持って、敷居とソファの下を測るところから始めてください。
画像:楽天市場
高い敷居がある家、隅の汚れが気になる家、留守番中のペットの様子も見たい家は、こちらが候補になります。
※本記事は情報提供を目的としたものです。価格・仕様は変動する場合があるため、購入・契約前に必ず公式・販売ページの最新情報をご確認ください。