テレワーク デスクの配線を整理する入門ガイド|まず買う3アイテム
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在宅勤務が定着して数年が経ちますが、「デスクまわりのケーブルが増えすぎて整理できていない」という声は今もよく聞かれます。PCの電源・ディスプレイケーブル・スピーカー・充電器・LANケーブル……気づいたら足元がケーブルまみれ、デスク上も端子とコードが絡み合っているという状況になりがちです。
ケーブルが乱雑だと見た目が悪いだけでなく、ホコリが溜まりやすくなりトラッキング発火のリスクが高まること、掃除がしにくいこと、ケーブルを踏んで抜けたり断線したりするリスクもあります。
この記事では「テレワーク環境の配線整理を一から始めたい」という方向けに、まず買うべき3アイテムと整理の手順をわかりやすく解説します。
まず結論:3アイテムで8割解決できる
配線整理は複雑に見えますが、以下の3つがあれば大半の悩みは解決できます。
- ケーブルトレー(クランプ式) → 電源タップ・ケーブルをデスク下に収納して床から浮かせる
- ケーブルスリーブ(メッシュ型) → 複数のケーブルを1本にまとめて目立たなくする
- マジックテープ式結束バンド → 個々のケーブルを束ねて散らからないようにする
高価な道具は不要で、合計5,000〜8,000円程度で整理できます。重要なのは「道具の数より、使い方の順序」です。
配線整理の3つのアプローチ
具体的なアイテムを紹介する前に、整理の考え方を押さえておきましょう。
① 束ねる(Tie)
バラバラのケーブルを結束バンドでまとめる。最もコストが低く、今すぐできる対策です。100円ショップのマジックテープ式結束バンドでも十分な効果があります。
② 隠す(Hide)
ケーブルスリーブや配線ダクトを使い、まとめたケーブルを視覚的に隠す。「ケーブルが見えない」状態にするだけで、デスクの印象が大きく変わります。
③ 浮かせる(Float)
電源タップやケーブルを床から浮かせてデスク下に収納する。ホコリが溜まりにくくなり掃除が格段にラクになります。ケーブルトレーの主な役割はここです。
この3アプローチを組み合わせることで「すっきりしたデスク環境」が完成します。
アイテム①:ケーブルトレー(クランプ式)
配線整理で最も効果が大きいのがケーブルトレーです。デスクの天板裏にクランプ(挟み込み)で取り付け、電源タップやまとめたケーブルをトレーの中に収納してデスク下に隠します。
クランプ式を選ぶ理由
賃貸住宅でデスクを使っている方には、クランプ式(ネジで天板を挟むタイプ)が必須です。天板に穴を開けるネジ固定式は、賃貸備え付けのデスクには使えません。クランプ式なら工具不要で取り付け・取り外しができ、退去時に跡が残りません。
素材の選び方
- スチールメッシュ型:通気性が高くホコリが溜まりにくい。最も一般的な素材。
- プレート型(メタル・木製):見た目がすっきりしている。通気性はやや低め。
- ワイヤー型:軽量で設置しやすく、配線の固定もしやすい。
おすすめ製品:サンワサプライ 200-CT002W
サンワサプライのクランプ式ケーブルトレーは、デスクの天板裏に挟むだけで取り付けられ、電源タップをトレー内に置けるため配線ごと浮かせられます。スチールメッシュ素材で通気性が高く、ホコリが溜まりにくい設計です。
幅約40cmのサイズは、120〜160cmの一般的なデスクにも使いやすいサイズ感で、実勢価格は4,000〜5,000円前後です。
デザイン重視なら山崎実業 towerシリーズ
山崎実業のtower(タワー)シリーズはシンプルで部屋になじむデザインが特徴で、白・黒のカラー展開があります。電源タップだけでなく、Wi-Fiルーターや小物も一緒に収納できるモデルもあります。機能よりインテリアとの調和を重視する方に向いています。
アイテム②:ケーブルスリーブ(メッシュ型)
複数のケーブルをまとめて1本の「管」の中に通すアイテムです。バラバラに垂れ下がっていたケーブルが1本の束になるだけで、見た目が劇的に改善します。
メッシュ(ナイロン編み)型は伸縮性があり、太さの異なる複数ケーブルをまとめて包めます。後から追加・取り出しがしにくいのが弱点ですが、最も安価でスッキリ見えます。
スパイラル(チューブ巻き)型はケーブルをらせん状に巻きながら覆うタイプで、後から1本だけ追加・取り出しがしやすいのが利点です。頻繁に配線を変更する環境に向いています。
選び方のポイント:
- ケーブルの本数・太さに合わせた内径を選ぶ
- 難燃性素材のものが安心
- 長さは1〜2mあると余裕を持って使える
価格は1,000〜2,000円程度が多く、複数本のセット販売もあるのでデスクの前後・側面など複数箇所に使えます。
アイテム③:マジックテープ式結束バンド
個々のケーブルを束ねるための結束バンドです。プラスチック製のインシュロック(一度締めたら切るしかないタイプ)ではなく、マジックテープ式(繰り返し使えるタイプ)を選ぶのが重要なポイントです。
後から配線を変更した時に、ハサミで切らずに付け替えられるためです。
100円ショップのものでも十分機能します。色ごとに用途分けすると(例:赤=電源系、黒=映像系)、後からケーブルの役割を追いやすくなります。
配線整理の手順(4ステップ)
実際に整理を始める手順を解説します。
Step 1:全部引き抜いて可視化する
まずすべてのケーブルを一度外してデスク上に並べます。「何本あるか・何に使っているか」を把握するのが目的です。使っていない古いケーブルがあれば、この機会に処分します。不要なケーブルを減らすことが最大の整理効果につながります。
Step 2:電源タップをケーブルトレーに格納する
ケーブルトレーをデスク裏に取り付け、電源タップをトレー内に設置します。コンセントから電源タップへのケーブルは1本になるため、床に這わせるケーブルが最小化されます。
Step 3:用途別にケーブルを結束・スリーブでまとめる
- 同じ方向に向かうケーブルをマジックテープでまとめる
- まとめた束をケーブルスリーブに通して1本に見せる
- ケーブルの長さが余る場合は、余分な部分を束ねてトレー内に収める
Step 4:床のケーブルをゼロに近づける
理想は「床にケーブルが一切ない」状態です。デスクから電源コンセントまでの経路は、ケーブルモールや配線カバーで壁に沿わせて隠すと完成度が上がります。
よくある失敗と注意点
失敗①:電源タップをデスク上に置き続ける
電源タップがデスク上にあると、ケーブルが目線の高さにきてしまいます。ケーブルトレーに収納してデスク下に移すだけで、デスク上が劇的にすっきりします。多くの人が見落としがちな最重要ポイントです。
失敗②:まとめすぎて取り出せなくなる
固定しすぎると後から配線変更が大変になります。特にメインのPC電源やディスプレイケーブルは、抜き差しの可能性を考えて余裕を持たせておきましょう。
失敗③:発熱する機器をトレーに詰め込む
電源アダプターやACアダプターは動作中に熱を持ちます。通気性のないボックス型のトレーに詰め込むと熱がこもるため、メッシュ素材のトレーを選ぶか、余裕をもって配置してください。
注意:賃貸で備え付けデスクの場合
ネジ固定式のトレーは天板に穴が開くため、賃貸の備え付けデスクには使用できません。クランプ式を選んでください。天板の厚さにもよるためクランプが対応する厚さも事前に確認を。
こんな方にはワイヤレス化との組み合わせもおすすめ
マウスとキーボードをワイヤレス化すると、デスク上のケーブルを一気に減らすことができます。とくにマウスのケーブルは動かすたびに引っかかりやすく、ワイヤレス化の恩恵が大きいです。
ワイヤレス化+ケーブルトレーを組み合わせると、「デスク上にケーブルがほぼない」という状態に近づけます。残るのは電源ケーブル1本程度になり、整理の手間も最小になります。
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FAQ
Q. ケーブルトレーはどのくらいの重さまで対応できますか?
A. 製品によって異なりますが、一般的なクランプ式は3〜5kgの耐荷重が多いです。電源タップ1つ程度なら問題ありませんが、重い機器をたくさん乗せる場合は仕様表の耐荷重を確認してください。
Q. LANケーブルが長すぎて余る場合は?
A. 余分な長さはコイル状に束ねて結束バンドで固定するか、ケーブルトレーに収納します。理想は必要な長さのケーブルを買い直すことですが、コストがかかるため最初は束ねる対処で問題ありません。
Q. モニターやPCが複数ある場合は?
A. ケーブルの本数に合わせてトレーのサイズを大きくするか、複数箇所にケーブルスリーブを使うことで対応できます。まず1系統ずつ整理するとやりやすいです。
Q. IKEAのケーブルボックスはどうですか?
A. IKEAのケーブルボックス(SIGNUMなど)は見た目がスッキリしてコスパも良く人気があります。ただし通気性が低いモデルだとACアダプターの熱がこもる場合があるため、電源タップのアダプターサイズや発熱量を考慮して選んでください。
Q. 整理後に新しいケーブルが増えたらどうすればいいですか?
A. マジックテープ式結束バンドとスパイラル型スリーブを使っていれば、後から追加しやすい状態を保てます。最初からインシュロック(使い捨て結束バンド)で固めてしまうと追加が大変なので、繰り返し使えるタイプにしておくのが重要です。
まとめ:3アイテムを順番に揃えれば1〜2時間で変わる
テレワーク環境のケーブル整理に高価な道具は不要です。まず**ケーブルトレー(クランプ式)**でデスク下に電源タップを移動させ、ケーブルスリーブでまとめ、マジックテープ結束バンドで束ねる。この順番で進めると、1〜2時間で見違えるほどすっきりします。
整理後のメリットは見た目だけではありません。ホコリが溜まりにくくなり掃除の手間が減り、ケーブルの断線リスクも下がります。一度整理してしまえばメンテナンスも楽になるので、この機会にまとめてやってしまうことをおすすめします。
※本記事は情報提供を目的としたものです。価格・仕様は変動する場合があるため、購入・契約前に必ず公式・販売ページの最新情報をご確認ください。
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